フォーマルきもの 着つけと帯結び小百科―結婚式、成人式、七五三に

２００１年度初版で、かなり古い本ですがある帯結びについてこの本なら載っているかな？と思い入手しました。…探していた物は載ってなかったわけですが。タイトルその通り、いわゆる冠婚葬祭の着物の着付け方と帯の結び方を紹介した本です。着付け方は振り袖、女性用袴、花嫁の打掛、訪問着、色留め袖、夏の礼装、十三参りの子供の振り袖、七五三（７歳女児、５歳男児）、男性（紋付き袴）帯結びは振り袖向け２９、訪問着/色無地向け１７、留め袖向け７、子供向け３その他お宮参りの祝い着のかけ方、着崩れ対策、立ち居振る舞い方、帯締め/帯揚げの締め方、手入れの仕方が載っています。近年発行の着付け本では振り袖の帯結びはともかく、訪問着や留め袖の結び方は二重太鼓しか紹介してない物が殆どなので、その点では貴重な本です。わずか１０年程度でここまで変わってしまうとは寂しい限りでもあります。但し、本自体はサイズが小さく（Ａ５判程度？）持ち運びには便利ですが、細かい作業の写真が見づらいです。また講師の先生が１６人ぐらい関わっているのですが、先生によって基本的な結び方のコツ自体全く違っていたりして、初心者が見たら混乱するかも。本自体は初心者向けに作られたと思われるのですが，帯結びなどはこれに載っている手順だけでは初心者には難しいかもと感じたので星１つ減点しました。